おフランスのブラックメタルなポストロッカー ALCEST の怪しい香り
ALCEST
フランスのバンドで、ブラックメタルな要素とポストロックな要素が混在するという、そうきたかなミクスチャーに挑むバンド ALCEST のアルバム KODAMA を聴いてみた。ポストなグロウル
静かな音圧、ちょっとダルな反復で音響が響き渡る、まさにポストロックな展開を見せる楽曲かと思って、浸りきって聞いていると、一方で凶暴性を見せて、グロウルでヒートアップする。MOGWAI と TOOL が混ざったようなというまさに摩訶不思議な世界がそこには展開されている。ボーカルも
ボーカルも、コーラスワークを美しく響かせるようなそれがある一方で、先述のようにグロウルで叫びまくりもする。そして描かれる世界は混沌なのか、それとも、儚さなのか。
美しき絶望
それはある意味、美しき絶望とも感じさせるようなそれ。儚さが滲み出す楽曲の到達点として訪れるその絶叫は、そして、疾走は、まるで絶望の淵にまでたどり着き、しかし、そこで火事場の馬鹿力とばかりに、再び疾走し始めたかのような。そこには、力強さを感じるべきなのか、それとも、切なさを感じるべきなのか。
面白い
ミクスチャー系という意味合いでのプログレを愛するようなタイプの方は絶対聞くべきであろう作品。このバンドは私もこの作品で初めて知ったのだけれども、実際には10年近いキャリアを持つようだ。まだまだ、いろんなところに面白いバンドが眠っていることを知らされた作品です。関連リンク:
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