フィンランドの不可思議ロックバンド Alamaailman Vasarat ライブがすごい



Alamaailman Vasarat

丸っこい体型に豊かなお髭、そして、シルクハットとその風貌だけでもインパクトのある STAKULA 率いるフィンランドのロックバンド Alamaailman Vasarat が来日公演を行ったので行ってみた。
2013年4月6日アサヒビールホールにて。


浅草ヴァサラット

今回は、招聘元の気合いがあってなのか、フィンランド大使館とかのバックアップがあってなのか、単なる来日公演にとどまらず、STAKULA の好きな映画の上映会があったり、カフェが開いたり、浅草地元のレコード店でのインストアライブがあったり、お花見船上ライブがあったり、料理教室があったりと、浅草ヴァサラットとの名の下に多くのイベントが開催されるという展開。私も、そんな様子にのって、ライブ前にヴァサラットカフェに寄りました。そこで、飲んだのは、Vasarat 公式ドリンク「緑の触覚」。昼間だったので、ノンアルコールのほうにしましたが、これが見た目の異様さとは異なり、なかなかの美味でございました。
ついでに、机に置いてあった世界一まずいお菓子という「サルミアッキ」を試食しましたが、これは、確かにまずい。


嵐の前の

そんなこんなで、浅草を満喫した後に、会場へ。会場は、あの有名なビルの上に黄金がのったアサヒビールのビル中にあるホール。
こんなところでのライブは初めてですが、まずは、入る段階ですでにちょっと不思議な感じでインパクト有り。さらに、会場に入ると少し狭めの感じではあるものの、音響は抜群に良さそうな箱です。ちょいと開場時間には遅れていったので、すでに席が結構埋まっている感じ。横の方にあいていたところに陣取りましたが、ステージが一段上がるような構成ではないので、椅子に座りっぱなしだとちょっと見にくいかな。最前列が取れなければ、後ろで立ってみた方が見やすかったかも。


ライブ開始

というところで、定刻にメンバーが登場。今回は、SUTAKLAと共にステージを派手にしていたトロンボーン奏者が脱退して、トランペット奏者に変更で、ステージングの印象は少し変化した感じ。
とはいえ、ディストーションチェロ2台にドラムとキーボード、そして、上記のトランペット奏者に STAKULA がサックスとチューバックスを操るステージは圧巻。


楽しい

とにかく楽しい。スウィングのようなお祭りのような不思議で陽気なサウンドに体が自然と揺れてくる感じなんだけれども、拍子使いが独特で、単純なリズムで構成されているわけではないところが、面白みの一つとしてある。さらに、緩急の付け方がかっこよくて、ゆったりとしたリズムかと思うと、突然急転直下高速パートにはいって、破壊的なチェロが響き渡ったり、ドラムが連打を繰り返したりするあたりは、かっこよすぎる。
さらには、新しく入ったトランペットの音が良くて、曲の合間に一つのポイントを作り上げていた。


ちんどんや

なんと彼らのサウンドを表現していいのかは難しくて、最早ジャンル分け不能な、Vasarat は Vasarat でしかないというサウンド。凄い演奏技術のちんどんやという表現も確かに、ある意味的を射ている。


盛り上がり

本編は1時間程度だったけれども、大いに盛り上がって、アンコール1回目で2曲披露すると、さらに、鳴り止まぬ拍手で2回目のアンコールもこなすという展開。いやー、凄い盛り上がりでした。
さらに、終演後しばらく会場にいたら、メンバーが会場に戻ってきてくれて、おかげで一緒に写真を撮ったりすることもできました。
いやいや、演奏のみ成らず、カフェなどのイベントから、メンバーとの交流まで、すばらしく楽しい一日でした。こんなイベントを開催してくれた招聘元の方にも感謝です。
ちなみに、明日もライブあるので、興味持った方は行ってみてはいかがでしょうか。是非是非。


関連リンク:
Alamaailman Vasarat Home Page
【THE MUSIC PLANT】アラマーイルマン・ヴァサラット
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