2011年に見た映画を自分のブログから振り返る



映画

さて、2012年ももうスタートを切ってしまいましたが、今年は少し遅ればせながらの一年の振り返りです。
ということで、まずは2011年の映画についてのふりかえり。


20本

2011年は、メジャーな映画を除いて、ミニシアター系の映画でいうと、20本の映画を見ました。元々の予定通りではあります。ただ、やはり、昨今続々と閉鎖されていくミニシアターですが、生き残っている映画館も路線を少しずつ変化させて言っていて、邦画中心の展開になっていたり、ドキュメンタリー系押しになっていたりと、年々面白い映画が上映されなくなっているのは寂しい状況です。


2011年に見る映画の本数


ベスト

そんな中で、最も良かった映画とかんじたものはというと、Image Forum Festival 2011で上映されていた映画、「あなたはここにいる」(ブログはこちら)。
様々なイメージを元にして、映画を展開させていく手法がとられた映画で、一見明確なストーリーがなく捉えがたい映画ではあるものの、見ている側の想像力をかき立てる映画でもあった。


次点

同じように、イメージを連鎖させて様々な示唆を映像に刻み込んでいく作品として、巨匠ゴダール監督による「ゴダール・ソシアリスム」(ブログはこちら)もすばらしい作品でした。
あとは、最小限の台詞と美しすぎる映像のなかで生命について再考を促すような、イエジー・スコリモフスキ監督による作品「エッセンシャル・キリング」(ブログはこちら)もすばらしかった。


再上映

今年も、再上映作品が非常に多くて、例えば、デヴィッド・リンチ監督による「マルホランド・ドライブ」(ブログはこちら)や、エミール・クストリッツァ監督による「アンダーグラウンド」(ブログはこちら)。


ドキュメンタリー

ドキュメンタリー的な作品も多くて、ドキュメンタリーと言っていいのかですが、美術系で著名な謎の人物Bankyが監督した「Exit Through the Gift Shop」(ブログはこちら)は、アートの価値とは何かを逆説に逆説を重ねたような指摘で面白いものでした。


ということで

というところで、まぁ、いい作品にそれなりに出会えたといえばそういえなくはないという2011年でした。2012年もますますいい映画に出会えるチャンスが減りそうなそんな様子ですが、いい映画に出会いたいものです。
そして、もしかすると、現在のミニシアターのあり方そのものが、もっと変革していかないといけないのかもしれないですね。翻訳の壁がありますが、作品がデジタル化されているということの利点を利用して、もっと違う上映方法が提示されるような変化が2012年には起こって欲しいと密かに期待しています。


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