Flat Earth Society はなかなか強烈なチェンバーロックです
Flat Earth Society
世の中には、Flat Earth Society というのがあって、日本語で言えば、地球平面会とでもいうのか。で、今回紹介するバンドは、その名前をそのままバンド名にしてしまった Flat Earth Society というベルギーのバンド。多分、本体とは関係なくて、おもしろいからつけただけなのだろうと思う。X-Legged Sally
ベルギーというと、Univers Zero という70年代中盤に結成されて現在も活動しているチェンバーロックの雄とも言うべき伝説的バンドが存在しますが、80年代後半から90年代後半にかけて活動していた X-Legged Sally という伝説的なバンドも存在していた。そのバンドが解散した後に、そのメンバーであった Peter Vermeersch を中心に結成されたのが、Flat Earth Society。現在までに9枚ほどのアルバムをリリースしており、今回はその最新作で2009年にリリースされた Cheer me, perverts! を紹介します。チェンバーブラスロック
このバンドの作品を聴くのが私としては、この作品が初めてなので、以前の作品との位置関係はよくわかりません。また、X-Legged Sally のほうも名前は知っているけれども、ちゃんと聴いたことが無いので、XLSとの比較して音がどうなのかということも分かりません。ただ、このバンドの音の特徴として言えるのは、まずは、チェンバーロックであるということと、管楽系が多用されたブラスロックでもあるということ。
バンド構成からもそれは明らかで、全部で15人ほどの大所帯。そのうちサックスやフルートなどの管楽系が多くを占めており、そこにロックピースとして、ギター、ベース、キーボード、ドラムなどが加わる。その他に、ビブラフォンやアコーディオンもあり。
じわじわと
で、これが見事なチェンバーロックというかジャズロックというか。ブラスが中心に配置されているので、ジャズ・ビッグバンドな印象も無くはない。曲調としてもジャズ的な要素を持たせながら、そこに、コミカルな味わいを加えたり、クラシカルな印象やロックな雰囲気を隠し味として混ぜているという感じ。曲は、かなり複雑で、複雑なリズムパターンと転調によってアルバム全体を通して様々な角度から味わう楽しみを与えてくれる。
熱さ
また、演奏的には熱さが強く出てくる演奏であって、あえて無機質に展開しようとするタイプではない。なので熱いジャズロック好きには溜まらない作品ではないかと思う。百聞は
ということで、ああだこうだいうよりはということで、以下の動画を参照ください。
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