アウトサイダーアート アロイーズ をワタリウムにて



アール・ブリュット

ジャン・デュビュッフェによって、アール・ブリュット、すなわち生の芸術と名付けられたアウトサーダーによるアートは、正規の美術教育を受けていない人間によるアーティストを総称する言葉。その中で一人、アロイーズの展示をワタリウム美術館にて見た。2009年8月16日まで。


ハンディキャプット

特に、アウトサイダーアートとして呼ばれる多くの人は、精神的な障害など精神的なハンディーキャップを背負っている人が多い。このアロイーズもそういった背景を持つ。
ちなみに、同じワタリウム美術館にて紹介されて、多くの人に指示されているヘンリー・ダーガーも同じようなアーティスト。


色彩

今人的な印象としては、そのヘンリー・ダーガーほどの強い印象は受けなかったのだけれども、その独特の稚拙でありながら、執拗なこだわりを感じさせる構図と色彩は印象的だった。特に、人間が交錯し合いながらの構図は面白く、そして、あっさりと表現される愛情的な表現が印象に残る。
勝手なイメージでは、どこか、トランプの絵札を思わせるような画面には、王族的な人物やそれを装飾する背景の模様によるのかもしれない。


青い目

また、多くの描写された人物の目が水色で塗りつぶされている。この目の色が何を表しているのかというのは、解釈があるのだろうけれども、この目によって、人物の無表情さがより強調されているように私には感じられた。


別の視点

ということで、圧倒的な何かは感じなかったのだけれども、ちょっと脳の気分転換にはいい展示だと思う。




twitterLINKとは?



関連リンク:
watari-um - exhibition - アロイーズ展 ALOISe
dLINKbRING.Labo.dicmulsearch.アウトサイダー・アート
関連サーチ:
アロイーズ(AMAZON.co.jp)
アロイーズ(Google)
アロイーズ(Technorati.jp)
アロイーズ(flickr)
Powered BY AmazoRogi