「扉をたたく人」を恵比寿でみた



夏休み

さて、気づけば世間的にはもはや夏休みでしかも三連休という現実ですが、つまり、ややこしくて気分の悪い仕事に飲み込まれているうちにあっという間に一月以上を失ってしまったのだと気づく次第。
そんななか、夏休みで少し雰囲気が違うように感じたのは気のせいかもしれない恵比寿ガーデンプレイスにて「扉をたたく人」をみた。


しがない教授

内容は、しがない老大学教授と移民の青年およびその彼女と母親による物語。大学教授が妙なことから移民の青年と出会って、そして、ジャンベと呼ばれるアフリカの打楽器を通じて精神的な交流を深めていくのだけれども、ある日違法滞在の移民であった青年が逮捕されてしまい・・・・・。


なんだかなー

で、ここからはネタバレ。
結局この青年は強制送還されることになり、なんとんく淡いロマンス的な雰囲気もあった、青年の母親も青年を追って国に帰ることになり、彼女はどのようになったのかは不明で・・・という結末。
なのだけれども、これがどうもいまいちというか、すっきりこなかった。


アンハッピーエンド

まぁ、それには、どこかハッピーエンドを図らずも期待してしまったが故なのかもしれないけれども、一方で、この物語の全体が一体どれを主張したいのかがよくわからなかった。しがない老教授のちょっとした人生のハプニングを描きたかったのか、人種も世代も違う青年と教授が音楽を通じて心を通わせることを描きたかったのか、移民の扱いに対する現実を描きたかったのか、どうも焦点が定まらず、どう感情移入していいのかがよくわからない展開で、それに加えてハッピーエンドでもないのだから、なんかこう、微妙な気分に陥ってしまった。たぶん、最初の老教授のちょっとした人生のハプニングを描いたといのが正解なのだと思うけれども。


ということで

なので、個人的には、ちょっと気分転換に見に行くにはいいけれどそれほど強くはおすすめはしませんって感じがしています。




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関連リンク:
映画『扉をたたく人』(原題:the Visitor)公式サイト
恵比寿ガーデンシネマ
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