熱帯の蝶の羽のように角度によって色を変えて 小野耕石



Art Egg

さて、銀座の資生堂ギャラリーにて毎年展開されている新人作家紹介イベント Art Egg。タイミングを失って、佐々木加奈子を見損ねてしまったので、今年の3人目で小野耕石の作品。


ドットの重ね合わせ

今回の小野耕石の作品はちょっと面白い。版画の技法を用いて、何度も刷ることで、石筍状に幾つもの突起が規則的に並ぶ色彩を作りあげている。で、この突起が面白い効果を作りあげる。突起によるの立体が角度によって写る色彩を変化させるが故に見る角度によって様々な色彩に見える作品に仕上がっている。


南国の蝶

それは、まるで南国の蝶のよう。メインの作品は床に置かれている。そして、それを、上から、右から左から遠くから近くから、眺めると、そこには様々な色彩が溢れ出してくる。なので、その床に置かれた作品の周りをうろうろと行ったり来たりしながら、そこに見えてくる色彩が何故そう見えるのだろうかと、脳が若干の混乱を感じながら、いろいろと思いがめぐるが故に、ただの色合いにすぎないといえば、そう見える作品なのだろうけれど、色彩を能動的に感じることのできる作品に仕上がっている。


ちょっと息抜き

なので、ちょっと気分転換に訪れると結構楽しめると思う。


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