ポーランドから Believe
ポーランド
ポーランド出身のバンド、Believe の2008年新作で彼らの2nd ”yesterday is a friend” を聴いた。デビューアルバムは、2006年にリリースされている。
Robert Fripp
音的には、バイオリンも入ったプログレメタルというか、プログレハード。若干、同じポーランドの Satellite に似た印象の部分もあり。だけれども、それ以上に感じるのは、King Crimson 的な要素。バイオリン入りであることもあって、David Cross が在籍していた時の Krimson サウンドに似た印象をうける。小刻みなギターサウンドの断片を重ねていくあたりも似ている。実際、このアルバムの最後の曲のタイトルは、"Best wishes for Robert Fripp" となっている。
アルバム
アルバムとしての完成度は結構高い。先述のとおり、若干メタル感のある現代のプログレサウンドで、変拍子も軽く挟みながら、バイオリン（日本人っぽい”Satomi”という人が担当）サウンドを絡めることで、他のバンドとの音の違いを強調している。前半はメタルサウンドなのだけれども、後半になればなるほど、ポリッシュ・ポップというかフォークというかなサウンドに変化していく。この後半の音も、うまく影のある感じが出ていて、とてもいい。この辺のバイオリンサウンドと時に絡める東欧的なポリッシュ・ポップな感覚がこのアルバムの聴き所だし、他のバンドにはない特徴だと思う。
なかなかいいアルバムです。
Collage
ちなみに、このバンドの中心人物である "Mirek Gil" は、ポーランド伝説のバンド Collage の中心メンバーでもあった人物で、その他のメンバーも Collage 人脈が多い。関連リンク：
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