Marillion ロンドンのどこかで・・・



Web限定ライブDVD

英国を影ながら代表するプログレバンド、Marillion。その2007年新作Somewhere Else をサポートするライブのDVDが発売になっている、"Somewhere in London"。ここ最近の傾向と同様、彼らの Web サイトからのみ販売。


彼ららしく

ライブは、彼ららしい、特別な派手さは無く、しっかりとアルバムの楽曲を再現するというスタイル。セットであったりとか、ソロパートとかに格段スペシャルなことをするわけではない。というと、なんとなく、ライブとしてつまらないと思われるかもしれないけれど、実際多分それほどライブの面白さは無いかもしれない。ただ、この淡々と描くのが彼ららしくて、この落ち着きを持った雰囲気が、Marillion ファンには溜まらないというところ。まぁ、私にとっては、Marillion は殿堂入りといった扱いで、普通に好きなので、ちょっと一般的な評価にはならないので、あしからず。


2枚組

DVDは2枚組。曲は、Somewhere Else のアルバムを中心にあとは、過去の楽曲が半分ぐらい含まれる。あとは、おまけ的素材として、リハーサルの様子と、5.1ミックスされた曲が少し。


実は2枚目

結構いいのは、実は2枚目のような気がする。1枚目も悪くはないけれど、普通のライブ。2枚目のそれほど特別ではないけれど、まずは、Ocean Cloud の中間の静寂部におけるSE的な世界観が、ちょこっと、YESのClose to the Edge の中間部に似たイメージで、なかなか雰囲気があっていいし、あんまりこういった世界をMarillion から感じ取ることを期待していなかったので、いい。しかも、そこから、ベースに導かれて、ハードなパートへ展開するあたりもいいメリハリ。というか、このOcean Cloud って、このライブ版のほうがより雰囲気があっていい曲になっていると思う。
そこからは、名曲オンパレードで、Afraid of Sunlight, Beautiful, Most Toys, Estonia と続き、そして、さらには、FISH時代の名曲 Sugar Mice。フレーズが始まるだけで、会場大盛り上がりで、しかも、会場大合唱。Steve Rotharyが心地よくギターを弾いて、Pete Trewavas のベースがゆっくりと響く。うっすらと雰囲気を造るMark Kelly のキーボード、そして、Happy Birthday Ian Mosley の言葉と共に、Mosley のドラムが絡んだ来て、ギターが泣く。本当は、かなり悲しい内容の曲なのだけれども、どこか、過去の自らの痛みをいまならすばらしい思い出として感じる事が出来るというような具合に、すばらしい盛り上がり。それを次いで、さらにHogarth 時代初期の名曲 Easter。こちらも、会場大合唱で、何というのだろう。これが、Marillion のすばらしさなんだなって、多分、ファンだからいうのだけれども。ちょっと感動的でさえある。

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dLINKbRING.Music.Marillion
www.myspace.com/marillion
marillion.com ...a better way of life | The Official Marillion Website
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Somewhere Else
発売元 : MVD Audio
発売日 : 2007-04-24 (1CD)
売上ランク : 42308 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 1,809 通常24時間以内に発送
評価平均 : /5人
歌の力
悪くないが売れないだろう
ゆったりと我が道を行くUKロック。
彼方へ・・・
やったね!
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