直木賞とか芥川賞とか



1.勝手ながら
芥川賞とか、直木賞とかわざわざ議論の対象になって、ほとんどここでの評価が日本での文学評価の軸になっているように感じるのですが、私自身の感覚では、方向性が違うような気がしてならない。今回も絶賛している選者が、村上龍氏と石原慎太郎氏なので、まぁ、しょうがないとは思うのですが、現実の深く洞察するという面では、私自身の感覚からは遠く離れている。
まぁ、このブログの履歴を読んできたいただければ、私自身の感覚の方がずれているのではとなるかもしれませんが、文学の力というか、テキストの力って、そんなところなのだろうかと思わずにはいられないのが、個人的な感覚。


2.何のための賞なのか
これって、実際に売り上げに対する影響力とかを考えると、いずれにせよ、日本の文学の方向性を規定してしまう効果を持つところだと思う。で、これで良いのかと。で、文学を好むということと、本を読むことが好きということとで何かちがいがあるような来だしてくる。これは、どんな分野でもあることかもしれないですが。例えば、映画好きにも種類があって、ミニシアター系を好む人と、普通に映画が好きな人とで。で、この直木賞とか芥川賞って、完全に、映画の例でいえば後者側の意見の集約に近い気がする。それ自体に何の意味があるのかを問うつもりはないけれど、ただ思うのは、やはり別の軸を打ち立てる必要があるなというところ。そのためには、うまくネットを使ってロングテールの部分をうまく集約できないかと改めて思う次第です。