ミニシアター周辺の2006年を自分のブログ記事を通して振り返る



0.年を越してしまいそう
さて、いろいろと振り返っているうちに、記事が間に合わなかったとしても、年は越してしまいそうな勢い。勢い?。今回は、映画。


1.見たもの
基本的には、ミニシアター系の作品しか見ないので、そのあたりから。
1.1衝撃系
まずは、衝撃を受けるほど感銘した作品としては、以下の二つ。
「アワー ミュージック」 ゴダール
Lunacy : ヤン・シュヴァンクマイエル
前者は言わずとしれた巨匠の作品。さすがという出来。後者もこれまた巨匠の作品。この監督の作品は、個人的には初だったので、私にとっては新たな発見。
いずれも、映画というフォーマットを最大限まで拡張して、そこに、見事に社会のいくつかの断面を表現している。
1.2音楽系
音楽系のドキュメンタリー的作品としては、Touch the Sound : EVELYN GLENNIE,FRED FRITH他がよかった。Fred Frithに惹かれて見に行ったのだけれど、それ以上のものがある作品だった。
それから、ワールドカップでの頭突き事件で話題度が増した作品、ZIDANEだけれど、どちらかというとアート系作品で、サッカーというスポーツを妙なところで切り取ったというのがすばらしかった。Mogwaiの音楽もすばらしい。
1.3なごみ系
なごみ系の淡々とした作品としては、
『ウィスキー』 鑑賞記
がよかった。個人的には、こういったちょっとずれた日常を描く作品というのは、まさにミニシアター的な作品と感じる。
1.4面白い
あとは、純粋に面白いと感じた作品では、
『バッド・エデュケーション』 鑑賞記
が一番。アルモドバル監督らしい作品。


2.見損ねた
毎年のように、見ようと思いながら、上映期間が短すぎる故に、見逃してしまう作品が結構ある。ソクーロフ監督の"ファーザー・アンド・サン"は、見たかった作品だけれど、逃した。


3.見損ねを少なく
2006年は、個人的には映画当たり年だった。2007年も期待しながら、見損ねをなるべく少なくしたいところ。