The Tangent : A Place in the Queue

当初、3世代統合バンドとしてデビューしたThe Tnagentだが、
今作では、Roine Stoltも抜けて、なんとなく、
Parallel or 90Degree の別働隊的な感じがし始めた今作、”A Place in the Queue”。
もともと、70年代のプログレに敬意を表しながら、
その伝統をベースにした作品を意識的に作ってきたバンドだが、
ここでも、Vintageキーボードのアナログ感が心地よい、
柔らかなロックが展開されている。
Jazz色の濃いナンバーや、のりの良い曲など多彩。
そんな中でも、やはり、随所にちりばめられる香り立つキーボードが耳に心地よい。
そのような音作りの結果、最近メタル系プログレバンドが多く、スピード感とエッジ感の強い音が多いが、
それらとは正反対で緩やかな音を確実に聞かせる丸みを持った音を作り出している。これもまた個性的な音である。


The Tnagent Official Site
The Tnagent について

A Place in the Queue
A Place in the Queue
posted with amazlet on 06.02.13
The Tangent
Inside/Out (2006/01/31)