コーチ・ジャンルーカ 安部公房スタジオと欧米の実験演劇

安部公房による演劇的試みが、このところ再注目されているようです。

丁度1年ほど前(2004年4月)に「安部公房の演劇」が水声社より出版になりましたが、今度は、「安部公房スタジオと欧米の実験演劇」とのタイトルで、彩流社から2005年2月に出版されました。安部公房に関する書籍は思いの外少なく、貴重です。その中でも、特に文学論ではなく、演劇論がこのように立て続けに出版されている状況は興味深いですね。前者は日本人による物、後者はイタリア人による物なので、それぞれの違いなども気にしながら、読むとさらに面白そうです。現在入手したばかり、読み終わり次第、また感想上げます。

しかし、安部氏の先見的試みが、このように振り返られるというのは、非常に貴重な物と思います。これは、懐古ではなく、評価として認識すべきでしょう。

安部公房関連サイト;
安部公房千眼力の冒険者
安部公房分析室


安部公房(Amazon)