ポストなエレクトロポップ Pattern Is Movement

今回取り上げるのは、Pattern Is Movement という、なんというのだろう、ポストロックというのか、エレクトロポップというのか、なサウンドを奏でるデュオ。

浮遊感のあるドリーミーナサウンドで、Battles から激しさやアンサンブルを抜いたような感じというか、Tyondai Braxton のソロ作というかに近い印象。もう少し別の観点からだと、David Sylvian の最近のアートに近寄ったスタイルのサウンドとも共通項を感じる。

全体は浮遊感のある柔らかさに包まれているけれども、サウンドの楽しさは、駆動しているリズムライン。エレクトロなリズムラインが、アップテンポに全体のメロディーを牽引しながら、しかし、途中でリズムチェンジでフックを効かせて、サウンドとしての面白さを演出する。

そんなところでは、とてもとても平和な感じで、暖かい昼間に芝生の広がる公園でゆっくりとサウンドに浸りながら、楽しく談笑しているようなそんな光景が広がっていくような世界感。

ちゅうことで、ポストロックな世界やアート系なアプローチにまで興味があるようなリスナーには、結構はまるサウンドだと思います。

Rogi073.Diary 2.0