Porcupine Tree の Steven Wilson のソロが普通に買えるようになった。
Porcupine Treeの
今や、かなり知名度の上がってきたプログレ系バンド Porcupine Tree の中心人物、Steven Wilson のそろ、Insurgentes を聴いてみた。当初は、約半年前にとてつもない豪華版仕様でインターネットで部数限定発売されていた Steven Wilson のソロアルバムだけれども、その販売手法と値段がどうも納得いかなくて、当時は購入せず。で、しばらく待ったかいがあって、ようやく、通常の流通で購入出来る用になったので入手した。ちなみに、DVD-A付きのもので、多分得意の5.1チャンネルミックスが入っているという事だと思うが、我が家には5.1チャンネル再生システムがないため、そちらの印象は不明。
雰囲気
Steven Wilson は、Porcupine Tree 意外のプロジェクトでは、Porcupine Tree とは違い結構実験的な事をやっていて、Porcupine Tree には明確にロックという方法論をベースにしているが、サイドプロジェクトは、その前提も覆そうとしている印象がある。そんなSteven の待望のソロはというと、Porcupine Tree に見られるサウンドの要素をある程度保ちつつ、サイドプロジェクトにみる自由さもありつつと、いわば、彼のキャリアを総括しているといった印象がする作品。全体的には、Porcupine Tree 的な要素のほうが強いので、彼のサイドプロジェクトがあまり得意ではないという方にもお薦めできる。
メンバー
ソロ作品だけあって、Steven Wilson 本人が一人で結構な楽器を担当しているのだけれども、ゲスト参加のメンツも凄くて、ドラムには、Porcupine Tree の Garvin Harrison で、管楽器系に Theo Travis、ピアノでJordan Rudes、ベースに Tony Levin でおまけに琴奏者として、Michiyo Yagi という日本人っぽい人もクレジットされている。全体
なんとなくコンセプトアルバムっぽい、全体に統一感のある作品。Fear of a Blank Planet の世界感にも近い気がする。エレクトリカルなサウンドが重く暗い独特な世界を作り出していたりして、ポップなサウンドも挟み込まれながらも、どこか暗さを感じさせるサウンド。そのあたりもあってか、Porcupine Tree よりも攻撃的で激しい一方で、明確な優しさは無いという印象がする。で、最後にあるタイトル曲が秀逸で、ちょっと Sigur Ros あたりも思い起こさせるような ポストロックサウンドの独特な静謐な世界。中盤で散々いろいろとひねくったサウンドを聴かされたあげくにこの世界にたどり着くと、突然力が抜けて行く感じで心地よい。
関連リンク:
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