重く悲しい親子の関係 ジェリーフィッシュ



イスラエル

イスラエルの映画、ジェリーフィッシュを見てみた。
イスラエル映画とはいっても、特に強い地域性や政治性があるものではなくて、日常的の人間関係を見つめた作品。
これが、とてもすばらしく、そして、かなり精神的にぐっとくる作品。全体的にはゆったりとしていて、焦点が掴みにくいのだけど、後半にむかうに従って、三つの別のストーリーとして描かれていたものが、意味合いとして、統一的なテーマに終息していくあたりがいい。さらに、このテーマがとても重い。表面的には、あっさりとしているのだけども。


親子の関係

で、そのテーマが、親子の関係を中心にしたお互いの信頼関係。
約束を裏切られた記憶にとらわれたままの感覚、約束を破るまいとする感覚。浮遊するくらげのように、飢えた感情は落ち着く先を見いだせないまま。だけれども、それ相応になんとか生きていくしかないと。なんとも、重い内容が、ずっしりとのしかかってくる。特に、子供の時の記憶に暗い何かを持っている人間にとっては、その内容がずっしりと重くのしかかってくる。


ちなみに

共同監督の一人、シーラ・ゲフェンの弟は、Blackfield として、Porcupine Tree の Steve Wilson とデュオとしても活動しているアーティスト、Aviv Geffen。


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:JELLYFish:
アミューズCQN/シネアミューズ オフィシャルサイト
dLINKbRING.Music.Blackfield
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