前衛的過ぎるイタリアンロック Opus Avantra の紙ジャケ



1.くるところまで来たけれどまだまだ
恐らく、プログレ畑から始まったと思われる紙ジャケCD。いい加減、来るところまで来て、さらに、紙ジャケの再発の再発が出るくらいの状態になっていますけれど、そんな中、まだあったかという感じで登場したのが、Opus Avantra の紙ジャケ。


2.奥の深さ
プログレッシブロックって、これほど、幅広く奥深いジャンルはないといってもいいくらいで、一口に表現仕切れないのがそれ。で、その中でもイタリアン・ロックという世界は、一見統一的なイメージを呈しているようにも思われるのだけれども、その中身はというと、また多岐にわたるバンドが存在する。例えば、AREAなんかも、イタリアン・ロックでありながら、そのイメージからは完全に逸脱している。そんな逸脱型イタリアン・ロックの代表格の1つが、今回触れる Opus Avantra。


3.前衛
前衛芸術家に、ソプラノ歌手が合流して、さらに哲学者が合わさって、そして、できあがったのが、Opus Avantra。前衛型プログレは、他にも、先述のArea だとか、あとは、Henry Cow およびその系譜、あとは、Univer Zero だとか、Samla Mammas Manna なども思い浮かぶ。まぁ、不思議で、なんというか、感性だけでは楽しめないのだけれども、結局感性で受け止めなければならない音楽。


4.ライブ
そんな Opus Avantra の紙ジャケ再発の中から、今回は、いくつかのライブの断片を集めた作品集 "Live Concerts Excerpts" を聴いてみた。
全体的には、音質は良くない。もともと、単独リリースではなくて、希少音源BOXの一部であった物の単独発売なのでやむを得ない。
実際のライブが、どういうメンツで行われていたのかまでは、私もよくわからないのだけれども、ピアノとボーカルを主体としたサウンドで、時に前衛的であるけれども、時に、牧歌的でスローなボーカルナンバーを聴かせるところもあれば、パーカッションを主体とした混沌とした世界を演出したりもする。
ということで、なかなか、大がかりなライブだったのかもしれない。
ただ、やっぱり音質がもう一つなので、ライブ演奏を思いっきり楽しむというよりは、資料的な意味合いというか、こういう感じだったんだねー、という鑑賞法になると思う。


関連リンク:
Donella Del Monaco
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