プログレ界周辺の2006年を自分のブログ記事を通して振り返る



0.新企画
さて、もう年末。個人的には、年々季節感を失いつつあり、日々が瞬く間に過ぎ去るという感覚に陥っていて、本当にもう年末なのかと、実感の伴わない状態。少し前(?)までは、上司の人々が、一年の過ぎるのがあっという間に感じる、と言っているのを聞いても全くもって共感できなかったのだが、いつの間にか自分もそうなってしまっているようだ。年のせいなのか、会社に取り込まれていっているのか、理由は定かではない。
それはさておき、無理矢理年末感を出すために、2006年を振り返るシリーズでも書き始めようかと思う。まずは、プログレ界周辺から。


1.リリースされた作品から
今年も、新作再発問わず、大量のCD、DVD等が発売されて、そして、今年もまた、いや輪をかけて大量の購入をしてしまった。
1.1 Best3
様々な作品群の中からBest3と絞り込むのは難しいのだけれど、
Devin Townsend Band:Synchestra(こちらに修正転載)
Mars Volta : Amputechture(こちらに修正転載)
Spock’s Beard : Spock’s Beard(こちらに修正転載)
個人的にはこういった感じ。それぞれ激しく聞きまくった。
特に、Mars Voltaは来日公演もあって、あれ、すごくすぎて感動ひとしおだった。
1.2次点
次点と言い始めると、もう取り上げたい作品は山ほどあるのだけれど、あえて、その中から一つということで、
意外な発見というか、ほとんどプログレじゃないけど、なんか気に入った作品から、
Secret Machines:Ten Silver Drops
を上げておきたい。
ほとんどポップロックだけれど、なんか、結構はまってよく聴いた。
1.3再発
今年も、紙ジャケ系再発ラッシュだったけれど、やっぱりBestは、年末に訪れたThe Enidの13枚ですね。もう、これは、完全に個人的な趣味だけれど、あのEnidまでもという衝撃でした。
1.4DVD
DVDも最近輪をかけてリリースラッシュ。こちらも、上げればきりがないので、特別に気に入った2作品だけ上げる
Porcupine Tree:Arriving Somewhere(こちらに修正転載)
Gentle Giant : GG @ the GG
Porcupine Treeも来日公演で、すばらしい演奏を聴けた。それから、GGは発掘音源系だけれど、あの楽器持ち替え演奏を映像で確認出来たということにとても感動した次第。
1.5超マイナー
超マイナーなところは今年は、あまり自分自身力を入れきることが出来なかったこともあり、爆発的に感動するような収穫はなかったという印象。もっとも気に入った作品は以下。
YUGEN : Labirinto D’Acqua
A Triggering Myth:The Remedy of Abstraction
最近プログレ系もメジャーな音になってきたというかで、逆にマイナーな音を出すマイナーなバンドがいまいち力を出し切れなかった印象。来年はもう少し、私自身も発掘系に力を入れたい。


2.ライブ
ここのところ、あまり行けていなかったライブだけれど、だんだんと行きたいと思うバンドの来日が増えてきて、というか、2006後半から2007前半にかけて怒濤の来日ラッシュで困ってしまうぐらい。で、今年のベストライブはなんと言っても、
Porcupine Tree:人見記念講堂
Mars Volta : Zepp Tokyo Live
ですね。演奏がうまいということのすばらしさ。


3.訃報
そして、2006年は、プログレ界訃報の連続でした。
Rick van der Linden 死去Elton Dean氏 亡くなっていたのですねSyd Barrett 死去そして、Boz Burrell も・・・
特に、Syd Barrett。本当に伝説になってしまった。とても、悲しかった。そして、それ以上に悲しいのが、この悲しみを共有出来る身近な人が少なくて、誰それって、反応が返ってきたりしたことも。
そして、プログレではないけれど、James Brownまでも・・・。


4.来年も
つまり、日々が常に蠢いているということで、2007年も素敵な作品、バンドに出会えることを楽しみにしたいですね。