The GIFT : Awake & Dreaming



0.さて
なんだか、寒さが訪れてきて、それとともに、どんどんと過多になっていく様々な活動によって、残存していた体力がどんどんと減衰していき、なかなか治らない風邪に絡め取られるようなことになってしまう。こうなると、ぎりぎりで回してきた様々なことが一気に停止してしまう。そしてもう一度、始める。


1.新バンド!?
今回は、The GIFTというバンドのAwake & Dreamingを取り上げてみる。全くもって、情報は手に入らないのだが、ある程度までの情報および入手の際は、いつものように、GrdenShedを参照してみて欲しい。どうやら、英国の新バンドのデビュー作らしい。


2.これで良いのか・・・
立ち上がり。これがかなりどうなのだろうと言うところ。ボーカルも安定しないし、メロディーラインも垢抜けていないにもほどがあるという感じ。さすがにこれは厳しい出来だなという印象にいきなり包まれる。


3.全体構成
全体の構成で言うと、大作2曲で出来ている構成だが、これらの大作も細かくパート分けされていて、その分離感の方が強くて、大作一曲の中でまとめ上げて、盛り上がりをつくるという面では押しが弱い。


4.後半戦
立ち上がりの悪さに、困惑していると、中盤から後半にかけてはだいぶ持ち直してくる。初期Genesisを思わせるようなゆがみをもった牧歌的なメロディーラインが心地よく感じられもする。このあたりの路線にもう少しオリジナルの感覚が付け加わってくると、もう少し面白いバンドになるかもしれない、とは思うが、正直言って、このアルバムの特にトータルの出来はそれほど良くはないが、それぞれの曲の断片には可能性が感じられるところもある。


5.今後に期待
というところだろうか、もう少し、曲作りをしっかりしてもっと作り込んでからのデビューのほうが良かったのではと思ってしまう。