Protest the Hero の新作は再び勢いを感じさせてくれる快作
Protest the Hero
カナダのメタルコアなプログレッシブメタルバンド Protest the Hero の新作 Volition がリリースされたので聴いてみた。回帰
イメージ的には、Kezia あたりのサウンドに回帰してきている印象。直線的な勢いを殺さないままに、複雑で高速なギターやドラミングがのたうち回る感じは、かっこよさを感じないではいられない。やっぱり、このバンドは、難しいことを小難しく演奏するというスタイルよりも、勢いだけで突っ走っているように見せかけて、実は複雑なことをやっていますっていうプレイスタイルが最も似合う。
まさに、その彼らの良さの部分に帰ってきたという感じ。
キラー
さらに、 8曲目の Mist なんかに代表されるような、聴き気味の良い、ポップとも言えるチューンも入ってきていたりして、聴いているだけで楽しい気分になれるという要素も存分に詰まっている。そして、ここでも、細かいフレーズをギターが刻み続け、ドラムも細かいロールを繰り広げ続けるという、細部までこだわった演奏でサウンドの厚みを作り出しているあたりも、魅力的。
復活
正直、Kezia で衝撃は受けたものの、その後は、もう一つインパクトを感じさせてくれていなかった彼らが、再び強烈なアルバムと共に戻ってきてくれたという印象を残してくれる2013年新作 Volition。これはテクニカルメタルファンは必聴アルバムでしょう。関連リンク：
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