ギリシャより METHEXIS は、神秘的で、ちょいと Devil Doll チック
METHEXIS
ギリシャのバンド METHEXIS。あまり詳しい背景をわかっていないのだけれども、Nikitas KISSONAS という人物が中心となっているプロジェクトバンド。その 2nd アルバム、Suiciety には、プログレ系バンドで活躍しているメンバーも参加している。その中でも、The Enid の Joe PAYNE が参加しているという背景から、このバンドを私は知って、そして、この2ndアルバム Suiciety を聴いてみたのです。神秘性
作品は、4っつのチャプターから構成されていて、それだけで、コンセプトアルバムなのだろうということは推察される。最初の曲が、チャプター4というところは、くせものっぽりを感じさせるところでもある。そのチャプター4は、薄暗めの音響的な世界にシンセが響き渡り、ボーカルが滔々と奏でるという、まさにこれは何かがと思わせる怪しさに満ちた空間が作り出される。
さらに
そこから、さらに進展していくと、イメージ的には、Devil Doll 的なものさえも感じさせるような、シアトリカルな演出を含む、サウンドの構成が印象的。このあたりは、ある意味ギリシャっぽい。ボーカルスタイルも、オペラティックなところもあり、演劇性の強さを感じる。そのままに
そして、そのような演劇的な世界をどんどんと深めそして、進展させながら作品は進んでいく。ただ、その怪しさのみを押し込んでいくだけではなくて、ちょっとポップでもあるようなメロディーパートを挟み込んできて、そこで扱うコーラスワークなんかには、それこそ、最近の The Enid な色合いも感じさせるところもある。また、ジャジーな要素もあったりとサウンドの多彩さもあって面白い。怪しき構築美
というところなので、かなり曲者。だけど、好きな人は好きでたまらなくなる感じ。Devil Doll ほどまでにはカリスマ性は深くないけれども、その怪しさが不足する分は、しかし、構築美やポップな聴きやすさとして、価値を出している。注目
あまり、注目を浴びていないバンドだけれども、サウンドの重厚感などもあり、完成度の高いサウンドを展開していて、これは注目に値する。怪しい系プログレが好きな人は、ぜひとも聴いてみてほしい。
最近よくある、Bandcamp でダウンロード購入も可能な是非トライしてもらいたいバンドです。
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